2020年9月17日木曜日

ジェンダー史学会会員企画:ワークショップ ディアスポラとしての女性作家 ――蕭紅と林海音を中心に


日程:2020年10月24日(土)13:00~18:00

場所:早稲田大学(対面の場合)・Zoomウェビナー(オンラインの場合)
(*開催形式は状況に応じ後日決定いたします)
参加費無料・要参加申込

【開催趣旨】
「ディアスポラ」の語源はギリシャ語の“離散”であるが、現在では故郷や祖先の地を離れる人やコミュニティをさす概念として使用されている。本ワークショップでは、日本のアジア侵略や占領により故郷を離れ流浪する「ディアスポラ」の運命を辿った二人の女性作家・蕭紅(1911-1942)と林海音(1918-2001)に焦点をあて、日本、中国、「満洲」、台湾という「境界」とその「ナショナリズム」を再考し、あわせて抗日、国共対立という「境界」内側の「政治」を再考するとともに、「境界」を越え「離散」することで発信できるジェンダー問題を考察し、さらに中国における男・女近代知識人にとっての「ディアスポラ」の差異を考える。

【プログラム】
〈報告1〉天神裕子(大妻女子大学講師)
「ディアスポラとアイデンティティ―女性作家林海音の場合」
〈報告2〉平石淑子(日本女子大学名誉教授)
「蕭紅研究の残された課題―ディアスポラ・蕭紅の『政治性』」(仮)
〈コメント〉
  杉野元子(慶應義塾大学教授)
  濱田麻矢(神戸大学教授)
〈質疑応答・全体討論〉
  趣旨説明・司会:姚毅、江上幸子

【参加申込】 以下のアドレスへお申し込みください。
laoshihao88@gmail.com(中国女性史研究会事務局)